2015年9月3日木曜日

【俳句新空間No.2】  津高里永子の句 9 / 仲寒蟬


友引の日か空蟬の脚欠けて 津高里永子
全体の題となった句である。「て」で終わっているせいもあって決して重くれていない。空蝉の脚の欠けたのを見て何故かそう言えば今日は友引だと思い出す。縁起でもないと思わなくもないけれども気分としては極めて軽い。