俳句新空間 4x6
『俳句新空間』の「読む」シリーズ。 書評、句評を掲載していきます。
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2016年12月2日金曜日
【俳句新空間No.3】 網野月をの句 / もてきまり
火星人八手の花に隠れたり 網野月を
この「火星人」という唐突さが面白かった。八手は葉が大きく日影好みの植生である。あの裏には火星人が手だけ隠せずに身を隠しているような気がして来た。そう、あのロボットの触針のような八手の花は火星人の手かもしれない。他に〈わたくしはMr.不器用日数える〉網野さんのおおらかさを想った。
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